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都医、COVID-19は「小康状態」、予防接種や健診受診を呼びかけ

レポート 2020年6月11日 (木)  小川洋輔(m3.com編集部)

東京都医師会会長の尾崎治夫氏は6月10日の緊急記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者数について「今、小康状態にある」として、医療機関の余力があるうちに予防接種や健診を受けるよう呼びかけた。都が検討している東京アラートの解除を巡っては、繁華街などでの対策が進めば、経済活動を認めても問題はないとの認識を示した。 記者会見する尾崎会長 尾崎会長はCOVID-19の影響で「特に乳幼児の予防接種(の実施件数)が伸びていない。COVID-19も心配だが、ほかの感染症を予防する必要がある」と指摘。成人も含めて、「秋冬にはインフルエンザと同時に流行することが考えられるので、インフルエンザワクチンをしっかり打って、COVID-19以外の感染症や肺炎を予防できる対策を取ってほしい」と訴えた。「家で過ごした方が多く、自粛生活で体重が増えたという方がたくさんいる」とも述べ、特定健診などの受診も促した。 都内の繁華街で感染者が相次いでいることについては「ホストクラブ、キャバクラ、カラオケバー、過去には合唱団と、唾液が飛び交うような環境が最も感染を起こしやすいと分かってきた」として、「各業...