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診療所9割以上で入院外総点数低下、3月から悪化顕著

レポート 2020年6月11日 (木)  岩崎雅子(m3.com編集部)

日本医師会常任理事の松本吉郎氏は6月10日の定例記者会見で、日医が5月7日から6月5日にかけて実施した「新型コロナウイルス対応下での医業経営状況等アンケート調査」の結果を公表した。3月、4月の経営状況を調査したもので、結果からは、3月に比べ4月の経営状況が悪化していることが明白となった(資料は、日医ホームページに今後掲載)。 日医定例会見で話す常任理事の松本吉郎氏 総回答数は655機関(120病院、533診療所、不詳が2)。調査は、3月末までの状況を尋ねた前回調査に続き2回目となる(前回の結果は、『第二次補正予算に7兆円超の医療関係費を要望、日医』を参照)。 調査によると、初診料の算定回数は、4月の前年対比で病院は38.3%、診療所は40.0%減少し、3月の前年対比と比べると、病院は18.7ポイント、診療所は10.9ポイントそれぞれ減少幅が増加した。 入院外総点数を診療所の診療科別に見ると、4月の前年対比の悪化率が最も高かったのは小児科の39.2%減(3月の前年対比から14.7ポイント増)で、耳鼻咽喉科の36.6%減(同11.6ポイント増)、整形外科の23.3%減(同13.5ポイント増...