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国がん中央病院、新院長の島田氏「世界最高レベルの医療を提供」

レポート 2020年6月16日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

2020年4月に国立がん研究センター中央病院の新院長に就任した島田和明氏が6月15日、報道関係者向け所信説明会で「日本のがん医療の基幹病院として一人一人の患者さんに最適な世界最高レベルの医療を提供する」と話した。 島田氏は1982年に京都府立医科大学を卒業。国立がんセンター(当時)を取り上げた柳田邦男氏のノンフィクション『ガン回廊の朝(あした)』の影響を受けて、1990年に中央病院肝胆膵外科に入職。外科医としては幕内雅敏氏(同センター手術部長、東大教授、日本赤十字医療センター院長などを歴任)の下で修業をしたという。2014年に肝胆膵外科・小児外科科長、診療担当副院長などを経て、2020年4月に院長に就任した。 島田氏 中央病院は現在578床で、医師231人(うちレジデント137人)が勤務している。全身麻酔の手術は年間5300件程度を行っている。病床利用率は2015年に92%、平均在院日数は12日程度となり、臨床研究も2013年の246件から2018年には459件に増加している。「伝統ある技術へのこだわりと新規医療技術の開発」に力を入れるとし、研究・開発方針を説明した。 所信説明会の資料...