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安倍首相「仕事・暮らしにもっと軸足」、6月19日から移動自由に

レポート 2020年6月18日 (木)  小川洋輔(m3.com編集部)

安倍晋三首相は6月18日、通常国会閉会後の記者会見に臨み、「まさにコロナ対応の150日間だった」と振り返った。同日開かれた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策本部で、6月19日から都道府県をまたぐ移動を自由とすることを決定したことを説明し、「発想を変えなくてはならない。社会経済活動を犠牲とするこれまでのやり方は長続きしない。仕事や暮らしを守ることに、もっと軸足を置いた取り組みが必要だ」と強調。感染の再拡大などに備え、「感染症に強い国造りに着手しなくてはならない」と訴えた。ベトナム、タイ、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国を対象に、ビジネス客の往来を可能とするための協議に入る。憲法改正に向けて緊急事態条項を巡る議論を加速させる意向も示した(資料は、首相官邸のホームページ)。 安倍首相は「リスクの高い人だけを特定し、積極的に検査を行い、陽性者を速やかに発見するいわゆるクラスター対策は、社会経済活動と両立するかたちで感染拡大を防止する極めて効果的な手段だ」と日本が取り組んできた3密対策や疫学調査の有効性を強調。経済活動を再開するためにも、検査体制を拡充し、感染の急速な再拡大...