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COVID-19対応、ピーク時は入院患者102人- 検証・自衛隊中央病院◆Vol.1

インタビュー 2020年6月19日 (金)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

中国・武漢からの政府チャーター機対応からはじまり、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗員乗客の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者を多数受け入れてきた自衛隊中央病院(東京都世田谷区)。ピーク時には、同時期に102人のCOVID-19患者を受け入れてきた。 感染拡大を想定して1月の段階で、1期から4期に分け、病床の運営体制や診療制限などに関する計画を作成。第1種感染症指定医療機関という役割上、感染対策には長けているものの、院内感染はこれまで発生していない。クルーズ船受け入れの実績は、104人の症例報告として公表するなど、情報発信にも努めてきた。同病院の幹部にCOVID-19対応の経緯をお聞きした(2020年5月29日にインタビュー。全3回の連載)。 ◆インタビュー対応者 病院長:上部泰秀氏 副院長兼企画室長:鈴木智史氏 第3内科部長:青野茂昭氏 呼吸器内科:河野修一氏 第2看護課長:汐田恵氏 病院長の上部泰秀氏 ――自衛隊中央病院が、第1種感染症指定医療機関に指定されたのは、2017年4月とのことです。それ以前は感染症に対しては、どんな対応をされていたのですか。 上部...