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クルーズ船の経験生かし、市中感染に対応 - 検証・自衛隊中央病院◆Vol.3

インタビュー 2020年7月13日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【検証・自衛隊中央病院】 Vol.1 COVID-19対応、ピーク時は入院患者102人 Vol.2 院内感染“ゼロ”、訓練と基本の徹底の賜物 Vol.3 クルーズ船の経験生かし、市中感染に対応 ◆インタビュー対応者 病院長:上部泰秀氏 副院長兼企画室長:鈴木智史氏 第3内科部長:青野茂昭氏 呼吸器内科:河野修一氏 第2看護課長:汐田恵氏 ――チャーター便やクルーズ船への対応は、その後の対応にどう生きたのでしょうか。 上部院長:我々は、経験を通じて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する知見を得ることができました。小児から高齢者まで、無症状から重症まで、そして多様な国籍の患者さんを受け入れたため、個々の職員としても組織としても柔軟に対応ができるようになったと考えています。このため、市中感染対応においても、状況に応じた受け入れ態勢を事前に検討することができ、スムーズな対応が行えるようになったと思っています。 病院長の上部泰秀氏 勤務態勢についても柔軟に対応することができました。医師や看護師は24時間365日、同じメンバーで闘うわけにはいきません。例えば重症の患者さん対応について...