1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 新型コロナ対応、延べ1000人以上の医師が清掃や患者搬送を担当-藤田浩二・東京医科歯科大学医学部附属病院整形外科医局長に聞く

新型コロナ対応、延べ1000人以上の医師が清掃や患者搬送を担当-藤田浩二・東京医科歯科大学医学部附属病院整形外科医局長に聞く

インタビュー 2020年6月26日 (金)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

重症者を中心に最盛期は計50人以上の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院患者を受け入れてきた東京医科歯科大学医学部附属病院(病床数753床)。縁の下の力持ちとして活躍したのが、医師で構成する「バックヤードチーム」だ。チームを統括する同病院整形外科医局長の藤田浩二氏に活動内容や意義を聞いた(5月29日にインタビュー。大学病院全体のコロナ対応については『ICU全22床をCOVID-19専用に - 若林健二・医科歯科大病院長補佐インタビュー◆Vol.1』を参照) ――「バックヤードチーム」ができた経緯を教えてください。 私は2002年卒の18年目の整形外科医で、現在、医局長をしております。3月ごろまでは整形外科でも一般診療を継続していましたが、4月には大学病院全体で新型コロナ患者対応に力を入れることになり、予定手術を延期したり、外来を制限したりするという対応を取ることとなりました。 新型コロナ対応の最前線では、感染症や呼吸器内科、ICUの先生方が忙しくなる中で、整形外科やいくつかの科は仕事が減った状況でした。同じ医療者として忙しい先生方をサポートするため、当科の教授(大川淳氏:前...