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「前のめり」、新型コロナ専門家会議の舞台裏 - 岡部信彦・構成員に聞く◆Vol.1

インタビュー 2020年6月29日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

「前のめり」になった専門家会議――。 政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の構成員は6月24日、都内で記者会見を開き、2月以降の取り組みをこう評価した(『「前のめりになった専門家会議」、政府との関係性明確化を提言』を参照)。会見に出席した構成員の一人が、川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦氏。2009年の新型インフルエンザ(A/H1N1)流行時は、国立感染症研究所感染症情報センター(現感染症疫学センター)のセンター長として対応にあたり、新型インフルエンザ対策専門家会議の座長を務め、新型インフル対応の検証、「新型インフルエンザガイドライン」改訂、新型インフルエンザ等対策特別措置法の成立などにつなげた。 奇しくも同じ24日、西村康稔経済再生担当相が、専門家会議を廃止し、政府の「新型インフルエンザ等対策有識者会議」の下に、新型コロナウイルス感染症対策分科会を設置すると公表(『「大きな貢献も、位置づけ不安定」新型コロナ専門家会議を廃止』を参照)。 岡部氏に、新型インフル対応との比較を踏まえつつ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応を振り返るとともに、第2波に向けた課題をお聞き...