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日医会長選、8年前にも聞いた「オール・ジャパンで」

レポート 2020年6月28日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

6月27日、現職で5期目を目指す横倉義武氏を制して当選、第20代日本医師会長に就任した中川俊男氏。27日は自身の誕生日で69歳。都内で行われた「選挙対策本部報告会」は、二重の喜びを祝し、大きな花束が贈呈された(『中川日医会長、抱負語る「圧力に負けない、堂々と物を言う日医に」』を参照)。 その表情は柔らかだったが、その数時間前の東京・駒込の日本医師会館。第147回定例代議員会の壇上では、多数の代議員を前に、激しい選挙戦の緊張がまだ取れず、会長就任の責任感、重圧を感じていたためか、硬い表情であいさつした。 「新型コロナウイルス感染症が収束していない中で、このような激しい選挙になったのは、全て私の不徳の致すところであります。改めてお詫びを申し上げます」 代議員会であいさつする日本医師会会長の中川俊男氏。日医役員、代議員、事務スタッフ全てフェースシールド着用で運営。 横倉氏の勇退、二度の翻意 今回の選挙戦は、約1カ月前の5月末から始まった。横倉氏は3月と5月の2回、4期8年務めた日医会長の勇退を決めたことは、自身も認めている(横倉氏のサイト参照)。 中川氏の支援者の、ある県医師会長が5月25日...