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政務官が語る「ダイヤモンド・プリンセス」の真実 -自見はなこ・厚労政務官に聞く◆Vol.1

インタビュー 2020年7月6日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

中国・武漢で最初に大流行した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。対岸の火事でなく、日本にとっての大きな課題として捉えるきっかけとなったのが、2月3日に横浜港に寄港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での集団感染だ。乗員乗客3711人のうち、感染者は712人。 厚生労働省の現地対策本部として対応の指揮を執ったのが、橋本岳・厚労副大臣と自見はなこ・厚労政務官(『「未曾有の事態だった」、クルーズ船対応の橋本副大臣が会見』を参照)。自見氏をファーストオーサーとしてGlobal Health & Medicineに4月29日、クルーズ船対応の総括を掲載した論文を掲載した(Global Health & Medicine. 2020; 2(2):63-65.)。5月1日には、厚労省の現地対策本部が報告書をまとめた(厚労省のホームページ)。小児科医でもある自見氏に、クルーズ船対応の概要と教訓などについてお聞きした(2020年5月から6月にかけて複数回インタビュー。全5回の連載)。 橋本岳厚生労働副大臣と共に、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の対応にあたった(提供:厚労省) ――...