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開業医91.3%収益減、勤務医34.9%収入減、1266人調査 ◆Vol.1

医師調査 2020年7月1日 (水)  小川洋輔(m3.com編集部)

2020年3月以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大や緊急事態宣言の発出は全国の医療機関にさまざまな影響をもたらした。5月以降、感染者数が減少傾向になり、病床などに余裕が出てくる半面、浮き彫りとなってきたのが経営に与える深刻なダメージだ。「このままでは経営破綻で『医療崩壊』が起こりかねない」との声を受け、政府は「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金」を2兆円を超える規模で計上するなど巨額の予算を投じているが、そうした施策で果たして医療機関の経営は維持できるのか。 m3.com編集部は医療機関の経営や医師の収入に関する実態調査を実施し、開業医439人、勤務医827人、計1266人から回答を得た。その結果、開業医の91.3%が5月の医業収益が前年より減少、12.5%は半減したことが分かった。勤務医でも34.9%が5月の収入が前年より減少、19.3%は夏季賞与も減少していた。 Q(開業医)2020年3~5月の医業収益は前年同月と比べてどのように変化しましたか。(n=439) ◆(開業医)COVID-19診療の有無にかかわらず5月医業収益は大幅減少 受診者の数が医業...