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京大・山中教授「世界中で我が国の対策に注目」対策評価初会合

レポート 2020年7月1日 (水)  小川洋輔(m3.com編集部)

政府は7月1日、これまでに取り組んできた外出自粛要請などの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の効果を検証する「対策効果分析アドバイザリー・ボード」の準備会合を開いた。京大教授の山中伸弥氏は「世界中で我が国の対策について注目が集まっている」として、各国の施策や効果との比較が必要だと指摘した。この会合には感染症の専門家は入っていないが、西村康稔経済再生担当相は「大所高所から科学的な見地に基づいて、いわば第三者的な視点で忌憚のない評価や意見をいただきたい」と呼びかけ、幅広く英知を結集することの意義を強調した。 会合に出席する(左下から時計回りに)安西氏、西村氏、永井氏、山中氏、黒川氏 アドバイザリー・ボードの構成員は、山中氏のほか、政策研究大学院大名誉教授の黒川清氏、自治医科大学学長の永井良三氏、日本学術振興会顧問の安西祐一郎氏の計4人。西村担当相は会合の冒頭、「3密対策、外出自粛、休業要請、さまざまな対策について、それぞれどのような効果を持ったのかという検証、分析を行っていただく。その前提となったSIRモデルについても検証を行うことが大事だ」とあいさつした。山中氏と永井氏はオ...