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新たな分科会「国から日医にまだ説明ない」日医

レポート 2020年7月2日 (木)  岩崎雅子(m3.com編集部)

日本医師会常任理事で、政府の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の専門家会議の構成員を務めた釜萢敏氏は、7月1日の定例記者会見で、専門家会議に代わる新たに分科会について「国から日医に対する詳細な説明がないので、分からないというのが現状だ」と述べた。 定例記者会見で話す日医常任理事の釜萢敏氏 専門家会議を巡っては、西村康稔経済再生担当相が6月24日に廃止を表明、地方自治体の行政やリスクコミュニケーションの専門家らを加え、「発展的な移行」として「新型コロナウイルス感染症対策分科会」を新たに設けるとしている。 釜萢氏は「事前に国から今後の方向性についての報告はなかった。(新たに加えるメンバーの属性については)報道で認識している」と述べたが、「特に専門家会議が無くなるとは事前に聞いていなかった。これまで果たしてきた役割は引き続き分科会で担うことになるだろう」と見解を示した。 「軽症・中等症用病床いっぱいになる可能性ある」 また、7月1日の東京都の新規感染者数が67人だったことを受け、「医療提供体制にはまだ余力があるが、連日このように多い状態が続くと、軽症者あるいは中等症の入院適用になる...