東京は「感染拡大要警戒」、7月2日は107人
レポート
2020年7月2日 (木)
水谷悠(m3.com編集部)
東京都知事の小池百合子氏は7月2日に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者数が107人となり緊急事態宣言下の5月2日以来、2カ月ぶりに100人を超えたことを受けて緊急に対策本部会議を開催、その後に記者会見し、感染が拡大しつつあるとして「感染拡大要警戒の状況にあると認識している。夜の街に要注意で、特に新宿と池袋だ」と、具体的地名を挙げて都民に警戒を呼びかけた。医療提供体制は十分確保されているが、「強化の準備が必要だ」と述べた。休業要請については、「東京全体で休業というよりは、今は(感染が多い)特定の地域や年代、業態が分かってきている。それらに明確なメッセージを発し、お願いしていく」と述べ、一律の要請には否定的な見方を示した(資料は、東京都のホームページ)。 2020年7月2日東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議資料 6月19日の厚生労働省通知(こちらを参照)では自粛などの「社会への協力要請」を発出するかどうかのタイミングとして、人口10万人当たり2.5人(週平均)が「基準日」となっているが、会見に同席した国立国際医療センター国際感染症センター長の大曲貴夫氏は「東京...
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