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外来患者数「6月も減少」85.2% ◆Vol.2

医師調査 2020年7月3日 (金)  小川洋輔(m3.com編集部)

開業医の収益悪化に甚大な影響を及ぼしている受診控え。緊急事態宣言が全面的に解除されている6月の外来患者数も、85.2%が「前年より減少している」と回答した。5月の92.2%よりは微減しているが、依然として「不急」の診療や予防接種、健診などを避けている患者が多いようだ。特に、耳鼻咽喉科、眼科、小児科、内科で外来患者の減少が目立った。 Q (開業医)2020年3~6月の外来患者数は前年同月と比べてどのように変化しましたか。(n=439) 外来患者が減少したと回答した開業医の割合は3月の89.3%から4月は92.8%に上昇し、5月も92.2%と高い水準が続いた。収益の悪化と似た推移をたどっている(Vol.1参照)。4~5月は12.8%が半減していた。 緊急事態宣言は4月7日に東京など7都府県を対象に初めて発出され、16日に全国に拡大。5月14日に39県、21日に3府県、25日に残る5都道県で解除された。しかし、6月の外来患者数が前年並みあるいは前年比増加に転じたのはわずか14.8%だった。 ◆(開業医)診療科ごとの6月の外来患者数増減(n=439) 6月の外来患者減少が最も深刻だったのは耳鼻...