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中川日医会長、加藤厚労相と会談、感染対策で「マル適マーク」案も

2020年7月3日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の中川俊男氏は7月3日、加藤勝信厚労相と会談し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で医療機関経営が厳しいとの現状認識で一致した。経営実態に関するデータを分析し、今後中医協などで議論していくことになる見通し。日医は、患者負担が増えず、医療機関の経営が改善する手立てを考えていく方針だ。 会談では、患者の受診控えが生じていることから、感染対策を講じている医療機関に、例えば「マル適マーク」を交付するなどして、患者が安心して受診できる環境を整える案も出たという。中川会長は、会談後、記者らに対し、「マル適マークは、厚生労働省が交付するのが適切だろう。“例えば”というよりも、具体的な話だ」と述べ、早急な検討を求めていく方針。 加藤厚労相との会談は、中川氏が6月27日に日医会長に就任して以来、初めて。中川会長は、7月1日は自民党の二階俊博幹事長、2日には安倍晋三首相とそれぞれ会談した。 加藤厚労相と会談後、記者団の質問に応じる中川俊男日医会長。会談には副会長も出席。 緊急的に医療経済実態調査的なものの実施を提案 中川会長は、「新執行部の会長、副会長のあいさつが目的だったが、話の...