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新型コロナ対策分科会、分科会長は尾身氏、18人の構成員決定

レポート 2020年7月3日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

西村康稔経済再生担当相は7月3日、記者会見で、新型コロナウイルス感染症対策分科会の構成員を公表した。医療、経済、法律などの専門家、行政、マスコミ関係者など、計18人から成り、分科会長には地域医療機能推進機構理事長の尾身茂氏、分科会長代理には国立感染症研究所所長の脇田隆字氏がそれぞれ就任する。「できれば来週早々にも初会合を開くために、日程調整をしたい」(西村担当相)。 同分科会は、2月以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応の中心的な役割を果たしてきた専門家会議を発展的に解消した組織で、座長(脇田氏)と副座長(尾身氏)が交代となった。専門家会議の構成員12人中、分科会の構成員に入ったのは8人。専門家会議が医療関係者中心だったのに対し、分科会の構成員は多分野にわたる。 東京都のCOVID-19新規感染者数が7月2日、3日の2日連続で100人を超え、第2波の懸念が高まる中、西村担当相は、「高い緊張感をもって警戒すべき状況」であるとしたものの、「緊急事態宣言」を発出する状況ではないとの認識を示した。4日には小池百合子都知事との会合を持つ予定であり、首都圏3県の知事とも意見交換した...