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東京の開業医19.1%が「患者半減」◆Vol.3

医師調査 2020年7月5日 (日)  小川洋輔(m3.com編集部)

6月の外来受診者の増減を地域別に分析すると、受診控えなど患者数の減少は全国的に続いていることが浮き彫りとなった。緊急事態宣言が解除され、徐々に日常生活が戻りつつあるが、診療所の経営は依然として危機に瀕している。 Q(開業医)2020年6月の外来患者数は前年同月と比べてどのように変化しましたか。(n=439) 外来患者数が減少している割合は、最多の四国(92.4%)から最少の九州(80.6%)まで大きな差はなく、比較的感染者が少ない地域でも患者数の減少は続いていた。 ただ、減少幅の大きさは地域ごとに差が出た。前年と比べて40%以上患者が減ったという回答は、東京都で31.9%、東京を除く関東6県でも25.0%に上った。一方、東北では4.5%、中国では5.4%にとどまるなど、感染者数の少ない地域では減少幅が比較的小さかった。 東京都では半減との回答も19.1%を占めた。6月以降も歓楽街などで感染者が多数確認されており、患者数の戻りが他地域よりも鈍い。 【調査概要】 調査期間:2020年6月19日~6月26日 対象:m3.com医師会員 回答者数:計1266人 開業医439人=無床診療所406...