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医療機関「維持できない」48.8% ◆Vol.12

医師調査 2020年8月23日 (日)  小川洋輔(m3.com編集部)

政府は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症患者を受け入れた際の診療報酬を増額したり、感染防護費用を助成したりして、医療機関の経営を支えようと既に2度に渡って2020年度の補正予算を成立させてきた。ただ、医師の約半数が「勤務先の医療機関の経営が維持できない」と答えるなど、さらなる支援の拡充を求める声は根強い。 Q(全員)これまでの政府の対応で、勤務先の医療機関の経営は維持できると思いますか。(n=1266) 医師全体では「維持できる」51.2%、「維持できない」48.8%と意見が割れた。 開業医では「維持できる」、勤務医では「維持できない」がわずかに多かった。 Q(維持できないと考える場合)経営を維持するため政府に求めたい支援を選んでください。※複数回答可(n=618) 開業医の間では慰労金に対する不満が大きかったこともあり(Vol.11参照)、「個人への直接給付の追加」を求める声が64.3%に上った。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療に直接携わらない開業医も多いため、「COVID-19以外の診療報酬の増額」も49.5%が求めた。 勤務医では「COVID-19...