新型コロナ第一報は12月31日、「危ないかも」- 岡部信彦・構成員に聞く◆Vol.2
インタビュー
2020年7月8日 (水)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
【岡部信彦・新型コロナウイルス感染症対策専門家会議構成員(川崎市健康安全研究所所長)に聞く】(2020年6月25日にインタビュー) Vol.1 「前のめり」、新型コロナ専門家会議の舞台裏 Vol.2 新型コロナ第一報は12月31日、「危ないかも」 Vol.3 私の意見、緊急事態宣言「反対」から「賛成」に変化 Vol.4 緊急事態宣言「政府は早く解除したいという考え」 Vol.5 新型コロナ、“親類の中に暴れん坊が1人” ――ところで先生が、COVID-19のことを最初にお知りになったのは、いつ頃でしょうか。 最初にキャッチしたのは2019年12月31日、友人から「こんなニュースがある」と聞いたのです。その日のうちにチェックを進め、当研究所(川崎市健康安全研究所)の担当者や感染症分野の知り合いに、「こんなのが出ている。危ないかも」「お正月が明けると、いろいろな情報が入ってくるかもしれない。注意しておいて」と連絡。 実際に正月明けからいろいろな情報が聞こえてきました。「これ、(2003年に流行した)SARSと同じじゃない?」と思ったのが第一印象。今回は中国・武漢ですが、特定の地域において、...
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