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「骨太の方針2020」(原案)、新型コロナの戦略的な検査体制強化へ

レポート 2020年7月8日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

政府は7月8日の経済財政諮問会議で、「骨太の方針2020」(原案)を公表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染下での新しい社会、経済を目指し、デジタル化の加速など、5つの柱から成る「新たな日常」の実現を総論として掲げ、各論として短期的、中長期的に分けて取り組むべき対策を整理したのが特徴だ。次回会議で取りまとめを行い、来週の閣議決定を目指す(資料は、内閣府のホームページ)。 医療関連では、短期的な対策として、COVID-19の戦略的な検査体制強化、感染症情報の収集と管理の仕組み・体制の集約、COVID-19用の病床確保・設備整備などを盛り込んだ。 「新たな日常」を実現するのが中長期的な対策の目的で、西村康稔経済再生担当相は、会議後の会見で、「さまざまな政府の(COVID-19への)対応の中で、浮き彫りになった課題が、デジタル化の遅れ。一丁目一番地として、デジタル化を加速する」と意気込みを見せた。 医療関連では、オンライン診療を盛り込み、「電子処方箋、オンライン服薬指導、薬剤配送によって、診察から薬剤の受け取りまで、オンラインで完結する仕組みを構築する」と明記。オンライン診...