都内で過去最多の224人感染確認も、イベントは緩和方針

西村康稔経済再生担当相は7月9日、翌10日から予定通り大規模イベントの開催人数制限を緩和することを、小池百合子都知事との協議後の会見で説明した。開催人数の上限は1000人から5000人に引き上げられる。都の新型コロナウイルス感染症の感染者数は、4月17日の206人が最多だったが、9日にはそれを上回る224人の感染が確認された。 西村担当相は、今は感染対策をしつつ経済活動レベルを上げていく時期であるとし、イベント開催に当たっては、換気やマスクの着用などの感染対策や接触確認アプリの活用などを求めた。西村担当相と小池都知事は10日にも、専門家、新宿区長、豊島区長も交えて協議し、具体的な対策を検討する。小池都知事は、有効かつ迅速な対策の必要性を強調した。 都の発表によると、7月9日19時30分現在、感染者は224人。濃厚接触者は120人、調査中104人という内訳。年代別に見ると、30代以下が183人（81.7％）で、若年層が大半を占める。 9日の東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、小池都知事は、「経路別に見ると、最近は接待に伴う飲食店だけではなく、若年層の友人同士のパーティー、外食に...