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コロナ騒動での「本当にうれしい出来事」とは?-忽那賢志・NCGM国際感染症センター国際感染症対策室医長◆Vol.2

スペシャル企画 2020年7月19日 (日)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

中山:めちゃくちゃお忙しい中でも、忽那先生はYahoo!ニュース個人(※)でたくさん記事を書かれていましたよね。 ※「Yahoo!ニュース 個人」は、各分野の専門家や有識者が個人として意見や提案を寄稿するコーナー 忽那:ありがとうございます。 中山:月7、8本ぐらい書いていて、びっくりしました。 忽那:当時は変な報道が多かったです。例えば「深センで原因不明の肺炎発生」と記事がYahoo!のトップニュースになっていましたが、1例の孤発例で、中国でも小規模に発表している程度でしたが、日本のメディアがやたら食い付いていました。「エアロゾル感染」という言葉が出ると、「コロナは空気感染するから気を付けろ」という話になったりして、正しい情報が伝わっていない状況でした。 せっかくYahoo!個人に書かせていただける立場にもあるし、もともと私は国際感染症対策室にいて、啓発も大きな仕事の一つです。なので、トピックを見つけて週2本を自分のノルマにしています。 中山:すごい。週2ですか。 忽那:コロナ前は、月数本でしたけど、コロナ後は週2で書いています。大体、土日に書いています。特に3月、4月は、ステイホー...