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日医副会長当選の猪口氏、全日病会長も「任期を全う」

レポート 2020年7月10日 (金)  小川洋輔(m3.com編集部)

全日本病院協会会長の猪口雄二氏は7月10日の記者会見で、自身が6月27日の日本医師会定例代議員会で副会長に選ばれたことを受け、「私が日医の中にいて病院の立場をより正確に伝えられるのではないか。医療制度がより良いものになるのではないか。それを最大の目的と考えている」と述べ、2021年6月まで残っている全日病会長の任期を全うする考えを示した。7月8日に開いた臨時理事会で8割の理事の賛成を得て、承認されたという。2021年6月以降の全日病会長職については「全くの白紙」と述べるにとどめた。中央社会保険医療協議会や社会保障審議会医療部会の委員は辞任する意向だ。 猪口氏によると、全日病の理事からは「病院団体と日医の間で、深い話し合いが行われていないので、よいチャンスだ。頑張ってほしい」という激励が寄せられる一方、「事前に全日病役員の理解を得るべきだった」「大きな役職2つで、(両団体の)意見が割れたときにどうするのか」との指摘もあり、「どうしても全会一致とはいかないので評決になり、結果として8割強の理事が併任に賛成してくれた」。 理事から寄せられた意見について、猪口氏は「真摯に受け止め、これからも精...