1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. “夜の街”、3つの取り組みで対策強化、西村担当相

“夜の街”、3つの取り組みで対策強化、西村担当相

レポート 2020年7月10日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

西村康稔経済再生担当相は7月10日、2日連続で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者数が200人を超えた東京都の小池百合子知事、“夜の街”での感染が続く新宿区長、豊島区長と会談し、戦略的なPCR検査等の実施・拡大、メリハリの利いた感染防止対策、保健所機能の強化――の3つの対策に取り組んでいくことを確認した。 これらはこれまで打ち出してきた対策だが、西村担当相は会談後の会見で、国、都、区、専門家がワンチームで取り組んでいくことに意義があると説明した。小池知事との会談は9日に続き、2日連続。 西村担当相は、無症状等でも積極的にPCR検査等を受けるようになってきたことが感染者数の増加につながっているとし、都内の医療提供体制については、「ピーク時に比べて、かなり余力がある。重症者は少なく、死亡者も2週間でゼロ」などと述べ、4月上旬の緊急事態宣言を発出したときとは状況は全く異なるとの見方を示した。一方で、孤発例の増加とそれに伴う地方等への感染拡大、若年者の会食による感染拡大、それが家庭内感染・高齢者感染につながることによる重症者の増加という、「3つの懸念」があると述べ、「“夜の街”...