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東京都医師会「地域限定して、2週間程度の休業要請を」

レポート 2020年7月11日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

東京都医師会の尾崎治夫会長は7月10日の記者会見で、“夜の街”で新型コロナウイルス感染症の感染が広がっているとして、国に対して「地域を限定して、補償を伴う2週間程度の休業要請をすべきだ」と提言した。一方で、今の流行状況は、第1波とは違うとして、「全ての都民が家にこもる状況ではない」とし、メリハリをつけた感染対策をすることで自粛要請をする段階にはないとした。以前から新型コロナ専用病院が必要と訴えてきた猪口正孝副会長は、「4病院程度の都立・公社病院がやっていただけるとかなりの力になるが、議論は進んでいない」と報告した。 尾崎会長は都内で1日200人以上の新規感染者が出ている状況について、歌舞伎町のホストクラブに端を発し、緊急事態宣言後に一般人も行くようになり、市中感染が広がりつつある状況にあるとの認識を示した。「都道府県、区、市に任せるのではなく、国として防いでいくべきで、方針を出してほしい」と要望。“接待を伴う飲食店”に限らず新宿歌舞伎町地区や豊島池袋地区を対象に、補償を伴う2週間程度の休業要請をすべきとの考えを示した。都医としても、その間にPCR検査の集中的施行、感染予防講習会の開催な...