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「with コロナ」を前提に、今後の医療の在り方議論を - 猪口雄二・日医副会長に聞く

インタビュー 2020年7月16日 (木)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

6月27日の日本医師会役員選挙で、副会長に当選した猪口雄二氏。全日本病院協会会長という現職にある猪口氏の動静は、立候補の時点から注目を集めた。 3人の副会長のうち、唯一の新任でもある猪口氏に、日医副会長就任の抱負、現時点で考える優先課題などをお聞きした(2020年7月14日にインタビュー)。 ――日医副会長に就任して約2週間。今の率直な思い、周囲の受け止めはいかがですか。 まだ2週間であり、日本医師会としてのいろいろなシステムがまだ十分にのみ込めないので、まだ手探りのところがあります。 日本医師会副会長の猪口雄二氏 ――全日病の会長として団体運営をこれまでされてきましたが、日医とは組織の在り方、物事の進め方にかなり相違があるのですか。 はい。まず組織の大きさが違います。全日病であれば、事務方も十数人くらいで、物事がどこでどのように動いているかがすぐ見えますが、日医の組織はとても大きいので、まだ把握できていません。扱う情報量もすごく多い。 その上、(7月8日の)全日病の臨時理事会で、8割くらいの賛成を得て、全日病の会長を任期満了まであと1年務めることを認めていただきましたが、日医副会長と...