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自らを磨き,重圧に立ち向かう苦悩と喜び【第120回日本外科学会学術集会】

レポート 2020年7月22日 (水)  m3.com編集部

第120回企画 [120AS-7] 第120回企画(7) 外科医として生きる(2):自らを磨き,重圧に立ち向かう苦悩と喜び 2020-08-14 15:10 - 17:10 第1会場 [司会] 上本 伸二(滋賀医科大学学長) [司会] 松原 久裕(千葉大学先端応用外科) [特別発言] 門田 守人(地方独立行政法人堺市立病院機構) 司会の上本伸二・滋賀医科大学学長からのメッセージ (アプリの方はこちらからご覧ください ) ※下記は、抄録から転載しています。 ■呼吸器外科特有の緊張感を楽しむことを通して外科医としてのやりがい [演者] 淺村 尚生:1 1:慶應義塾大学外科(呼吸器) 呼吸器外科が主として取り扱う肺とその周囲臓器は,その多くが低圧循環系である”肺循環”に属するものであり,とりわけ,肺動脈,肺静脈は,考えられないほどの脆弱な壁構造をしている.血流のある肺動脈壁を,直接鑷子で把持することは極めて危険な手技で,壁の破綻と大量出血を招く.それでいてこの肺動脈の血流量は夥しいものであって,肺動脈本幹からの出血は,左室に直接穴を穿つほどのものである.要するに呼吸器外科とは,”低圧循環器外...