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中医協委員の後任に池端幸彦氏を推薦へ、日病協

レポート 2020年7月17日 (金)  星野桃代(m3.com編集部)

日本病院団体協議会議長の相澤孝夫氏(日本病院会会長)は7月17日の代表者会議後にオンラインで記者会見を開き、全日本病院協会会長のまま日本医師会副会長に就任し、中医協委員を辞任する猪口雄二氏の後任候補者に、日本慢性期医療協会副会長の池端幸彦氏を推薦すると発表した。診療報酬実務者会議で候補者を一本化し、代表者会議で決まった。 また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者を受け入れている病院ほど経営悪化の度合いが大きいと指摘。財政支援が受けられるのは4月以降にCOVID-19患者を受け入れた病院のみで、それ以前に対応していた病院へは支援がないことを相澤氏は問題視し、「医療現場は納得できていない。大変な不満を持っている」と語気を強めた。 2021年度薬価改定に向けた薬価調査については、「コロナ禍で大変な中、実態を映し出せるか分からない。本年の調査は絶対反対だ」と疑問視、日病協として改めて反対する意向を示した(『「骨太の方針」(原案)、新型コロナの戦略的な検査体制強化へ』を参照)。2020年度診療報酬改定で半年間の経過措置が設けられて10月1日から要件が変更される項目についても、COV...