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日本医学会連合が国民に啓発メッセージ「主体的行動を」

レポート 2020年7月17日 (金)  岩崎雅子(m3.com編集部)

日本医学会連合・日本医学会は7月17日、オンラインで記者会見を開き、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い「日本医学会連合・日本医学会から皆様に向けてのメッセージ」とする、国民に向けた啓発メッセージを発表した。手洗いや3密の回避、マスクの着用や適切な休養などを求めるもので、副会長の門脇孝氏は「国や自治体の最終的な判断や指示を待っている方もいると思うが、国民の皆様も正しいと思われる行動を主体的に起こさなければならないのではないか」と訴えた。 オンラインで開かれた会見の様子 今回のメッセージは、門脇氏(医学会臨床内科部会)と、副会長の森正樹氏が(同臨床外科部会)が中心となってまとめた。メッセージでは、「政府は、医療のことのみならず、経済回復のことも考慮せねばならず、時に両者は二律背反であり、あらゆる国民の不安に十分に応えるのは大変困難」と推察し、国や自治体の最終的な判断を待つばかりでなく、国民の主体的な行動を求めている。 声掛け人の一人である理事の斉藤光江氏(同臨床外科部会)は、「COVID-19の患者が増えるほど、通常の医療を展開することが困難になる」と警鐘を鳴らし...