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女子医大「資金調達にめど」夏季ボーナス支給へ

レポート 2020年7月20日 (月)  小川洋輔(m3.com編集部)

東京女子医科大学は7月17日付の教職員向けの文書で、7月29日の理事会で夏季賞与を支給する方向で審議することを明らかにした。もともと上半期賞与を支払わない代わりに、8月頃に賞与に代わる手当の支給を検討していたが、労働組合が強く反発したほか、福祉医療機構から資金を調達するめどが立ったことから、夏季賞与として支給する方針となった。大学側は設備投資などについても適切に対応していると主張している。労組によると、7月22日に賞与を巡る3回目の団体交渉を予定しているという。 女子医大の夏季賞与を巡っては、大学側が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による経営悪化などを理由に支給しないと提示したことを機に、労組が猛反発。労組は、看護師の退職希望が相次いでいるという情報があることや、人件費を削減する一方で過剰な設備投資が行われていることなども指摘していた。大学側は取材に応じていなかった(『東京女子医大「夏季ボーナスゼロ」労組が猛反発』を参照)。 大学側は今回、m3.com編集部の取材に初めて応じ、6~7月に教職員へ提示した3つの文書を明らかにした。 大学側は6月12日付の文書で、「6月の...