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「2、3月率先対応の病院に評価を」相澤日病会長

レポート 2020年7月20日 (月)  水谷悠(m3.com編集部)

日本病院会会長の相澤孝夫氏は7月20日の記者会見で、2月から3月にかけて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応に率先して当たった病院に対する評価を国に求めていく考えを示した。4月8日以降は重症患者や中等症患者に対応した場合に通常の2倍や3倍の点数を算定できるなどの診療報酬上の特例措置が行われたが、それ以前の診療については遡及しての適用は行われていない。7月18日の常任理事会では、延べ448人の患者に対応した病院で、4月以降の特例適用の場合とでは数千万円の差が生じるとの意見も出たという。 PCR検査や抗原検査について、保健所を経由する行政検査で、現在でも地域によって扱いに差があるとの意見も出たという。相澤氏は「今はどんどんやってくれる地域もあれば、依然としてハードルが高く行政検査にならないところもある」と指摘。また、どうしても必要なわけではないが、医師の判断でやった方がいいと考えた場合など、「グレーゾーン」の保険請求についての質問があり、中医協委員でもある副会長の島弘志氏から、レセプトの摘要欄に詳しく記載するよう説明したという。...