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5月のレセプト調査、4月より悪化で回復の兆し見えず

レポート 2020年7月22日 (水)  岩崎雅子(m3.com編集部)

日本医師会常任理事の松本吉郎氏は7月22日の定例記者会見で、日医が実施した「新型コロナウイルス対応下での医業経営状況」アンケート調査の3月から5月分の結果を公表した。結果では、3月から5月にかけて入院外保険収入や初診料算定回数の悪化が続いていた(資料は、日医ホームページ)。 総回答数は693機関(136病院、530診療所、不詳が27)。日医は同様の調査を3月と4月にも実施している(3月の結果は『第二次補正予算に7兆円超の医療関係費を要望、日医』、4月の結果は『診療所9割以上で入院外総点数低下、3月から悪化顕著』をそれぞれ参照)。 調査によると、病院では総件数、総日数、総点数の全てが前年に比べて減少。最も減少率の大きい総日数は5月、対前年同月比23.1%減少し、4月の同13.0%減から大幅に悪化した。総点数も5月は同11.6%減となり、4月の同6.3%減から悪化した。 診療所でも5月は4月よりも悪化が顕著となり、総件数、総日数、総点数の全てで同20%以上減少した。3月から5月の総計では、診療所全体で16.4%の減少だったが、診療科別に見ると、減少率の多い小児科では35.8%減、耳鼻咽喉科...