小池都知事「悪化なら独自の緊急事態宣言も」

東京都知事の小池百合子氏は7月30日、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）新規感染者が増加を続けていることを受けて記者会見し、「状況が悪化したら東京都独自の緊急事態宣言も検討せざるを得ない」と述べて「感染拡大特別警報」を発し、酒類を提供する飲食店とカラオケ店に、8月3日から8月31日までの間は営業時間を朝5時から夜10時までとするよう要請する。要請に応じるとともに、「感染防止徹底宣言ステッカー」を掲示している中小事業者には一律20万円を支給する（資料は東京都のホームページ）。 小池知事は同日、東京都新型コロナウイルス感染症対策条例を専決処分により改正。▽業界団体が定めた感染拡大防止のガイドラインを事業者やイベント主催団体などが順守する、▽ステッカーを掲示する、▽都民はステッカーを掲示している施設を利用する――を努力義務とする条項を新設した。特別区の保健所に対しては、応援の職員をこれまでの65人に加えて120人増員する準備を進めているという。 30日開催の都のモニタリング会議での資料によると、7月29日までの1週間の1日平均感染者数は258.1人（7月21日までの1週間は232....