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厚労省幹部人事、鈴木医務技監は交代、後任に福島・国立保健医療科学院院長

レポート 2020年7月31日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

政府は7月31日の閣議で、局長級以上の幹部の人事異動を承認した。厚生労働省では、初代医務技監として3年間にわたって、直近では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応に当たってきた鈴木康裕氏は退任する。医務技監の後任には、国立保健医療科学院院長で、2015年から2年間厚労省健康局長を務めた福島靖正氏を充てる。事務次官は2年が通例だが、鈴木俊彦次官が続投し、3年目に入る。一部を除き、8月7日付で発令。 鈴木医務技監は、2017年7月に就任(『医療行政が直面する「三つの境」越える - 鈴木康裕・厚労省医務技監に聞く◆Vol.1』などを参照)。閣議後の会見で、「医務技監は、感染症対策や医療提供体制の構築についての司令塔機能を果たすことが期待されたポストだが、今回交代した理由は。PCR検査の拡充やアビガンの早期承認について官邸側との軋轢を噂する声もあった。この点も考慮した人事なのか」との問いに、加藤勝信厚労相は次のように答えた。 「新型コロナウイルス感染症対応の最中であり、それを踏まえた人事異動をした。今の段階で医務技監は交代をし、次官は留任していただく形の人事を行った。医務技監は初代と...