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医療機関の水害対策「必要だがしていない」が2割

レポート 2020年8月1日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

m3.com意識調査で勤務先医療機関の水害対策の状況を尋ねたところ、医師の2割が「必要と判断しているが、していない」と回答した。7月の水害で被害に遭った医師からは「サーバーは2階以上に設置、保険には入っておくべき」との意見が寄せられた。 Q 勤務先医療機関で水害対策をしていますか。 水害対策の有無について、医師の2割が「必要と判断しているが、していない」と回答。「している」は3割だった。 Q どのような対策をしていますか。【複数選択】 水害対策として実施していることでは「ハザードマップの確認」「患者らの避難経路の確認」「職員の出勤体制の確認」などが上位となった。機器の移動や土嚢の準備、電子カルテの遠隔地バックアップなどのハード面の対策は1割前後に留まった。 Q 水害対策についてお考えをお寄せください。 ・今回被災した医療機関で働く勤務医です。今回、1階部分(外来、検査部門、医事課、医局)が床上2メートル超まで浸水し、高額医療機器のみならず、画像データや院内ネットワークなどのサーバーが全てお釈迦になりました。蛇足ですが、医局の私物や当日当直明けだった私の車も水没しました。氾濫に対し緊急招...