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新型コロナ陽性者の“紛れ込み”阻止、もはや不可能 - COVID-19座談会(東京編)◆Vol.1

スペシャル企画 2020年8月5日 (水)  司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は、医療機関に多大な影響を及ぼしている。医療のニーズ面では、▽COVID-19患者への対応、▽受診控え等による患者数など、受療行動の変化――といった現状がある一方、感染対策等で人手と費用がかさむという問題を抱える。 COVID-19の影響は長期化の様相を呈しており、仮に一定の収束をしても、“コロナ前”の医療に完全に戻るとは考えにくく、新たな医療の在り方を検討することが求められている。 COVID-19の感染状況は地域によって異なり、医療提供体制も地域差が大きいことから、感染拡大の影響が大きい東京都の関係者に集まっていただき、COVID-19対応の現在・過去・未来を語っていただいた(2020年8月3日に座談会を開催。複数回の連載予定。文中、敬称略)。 【出席者】 ・尾崎治夫・東京都医師会会長 ・杉山温人・国立国際医療研究センター病院長 ・佐藤一樹・いつき会ハートクリニック(東京都葛飾区)院長(オンラインで参加) (司会:橋本佳子・m3.com編集長 写真:的野弘路) 左から、杉山氏、佐藤氏(オンライン参加)、尾崎氏 司会 6月末頃から...