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「今歯止めかけないと第1波以上のパンデミックに」全自病・小熊会長

レポート 2020年8月6日 (木)  小川洋輔(m3.com編集部)

全国自治体病院協議会会長の小熊豊氏は8月6日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内での状況について「今、第2波へ進んでいるのは間違いない。今ここで歯止めをかけないと、第1波以上の大規模なパンデミックが起きる」と懸念を示し、「旅行、宿泊業が大事なのは分かるが、医療面から言うと、もっと何らかの規制をかけなくてはいけない」と政府へ求めた。 記者会見する小熊会長 小熊氏は私見とした上で、「第1波では、国民の大多数がステイホームや時差出勤で、非常に注意していた。経済にどれだけ影響を与えるかはよく分からないが、今後の予想される動きを見れば、もう少し注意を喚起してもいい」と述べた。 政府の現在の取り組みに対しては、「残念なことに国は経済政策を重視している。気持ちは分かるが、これは第2波としてきちんと対応すべきだと考えている」と指摘し、「Go Toトラベル」事業などに不満を示した。 患者数戻らない、これまで「不要不急の受診あった」 また、今後の医療機関の経営について「患者数はおそらく以前のようにはならないと思う。これまでは不要不急の患者が受診されていたのかもしれない」との見方...