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医師の3割、難病患者等から「死に関する発言あった」

レポート 2020年8月10日 (月)  星野桃代(m3.com編集部)

ALSを発症し寝たきり状態になっていた患者が、医師に致死量の鎮静薬を投与されて死亡した事件で、医師が逮捕され、世間を騒がせた。m3.com意識調査では、難病や完治が難しい病気の患者から自殺や安楽死をほのめかす発言を聞いた経験やその際の対応について尋ねたところ、約3割の医師が、患者から死に関する発言を聞いた経験があると回答した。 Q難病や完治が難しい病気の患者が、死をほのめかす発言をしているのを聞いたり、安楽死や自殺について相談されたことはありますか。 医師のうち、自分自身が聞いたり、相談されたことがあるのは3割、医師や看護師等の同僚・友人が経験したと答えたのは計15%程度だった。 Q (ある場合)どう対応されましたか。(任意、複数回答) 医師のうち約4割が「自分で対応した」と回答。心療内科・精神科など他科の医師に相談・紹介したと答えたのは、勤務医が38.3%に対し、開業医は28.0%で10ポイントほど開きがあった。 Q 難病や完治が難しい病気の患者が、自殺や安楽死などを考える場合への対応として、必要な体制、法整備についてのお考えをお聞かせください。(任意) ◆安楽死・尊厳死に関する法整...