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PCR検査能力1日5.2万件、ピーク時7.3万件可能に

レポート 2020年8月7日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省は8月7日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)についてのPCR検査能力が全国で約5万2000件、感染のピーク時には約7万2800件まで拡大可能とする調査結果を発表した。都道府県に検査体制の点検を6月19日に依頼し、8月5日時点でまとめたもので、国の機関は含まれていない。検査の需要はピーク時で約5万5900件と見積もっている(資料は、厚労省のホームページ)。 2020年8月7日厚労省発表資料 スムーズに検査を受けられるようにするため、また感染拡大防止のため必要に応じて濃厚接触者以外にも幅広く検査を実施できるようにするため、PCR検査機器の整備支援や検査受託可能な医療機関のリスト化なども行う。厚労省の担当者は「検査能力はできるだけあった方がいい。今後も底上げは重要だ」と述べ、さらなる検査体制の強化も図る考えを示した。 ピーク時の検査需要5万5900件は、豪雨災害への対応で取りまとめが間に合っていない熊本県を除く数字。PCR検査能力は、現状の5万2000件は所定の業務時間内でいわば「平時」に行うことができる数、ピーク時の7万2800件は残業や応援の人員投入などにより増やせ...