都がCOVID-19専用病院を開設へ

東京都は8月7日、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）専用病院を多摩地区と区部に１施設ずつ開設すると発表した。専門病院として利用するのは、移転した都立府中療育センター（府中市）の旧施設と、東海大医学部付属東京病院（渋谷区）。 都立府中療育センターを利用した専門病院は都立病院・公社病院が運営し、軽症・中等症の患者向けに約100床を準備する。今月中に改修工事を開始し、10月中の受け入れ開始を見込んでいる。 東海大医学部付属東京病院は、学長からの申し出を受けて設置。現在は99床であり、全てをCOVID-19用とする。これから改修工事を行い、9月中に専用病院に移行する予定だ。 また、専用病床として、6つの公社病院と4つの都立病院でそれぞれ約100床、計約1000床を確保することも発表した。専用病床を都内の複数箇所に分散確保することで速やかな受け入れを目指す。 軽症者ら向けの宿泊療養施設については現在6施設あるが、8月13日と17日にそれぞれ1施設ずつ追加し、都内で合計8施設計3000室超を確保できる見込みだという。...