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医師確保で岩手・新潟県ら12県知事会が厚労省に提言書

レポート 2020年8月8日 (土)  岩崎雅子(m3.com編集部)

岩手県や新潟県など医師不足に悩む12県の知事で構成する「地域医療を担う医師の確保を目指す知事の会」会長の達増拓也・岩手県知事と副会長の花角英世・新潟県知事は8月7日、医学部の体制強化や臨床研修制度の見直しなど、医師不足の解消に向けた施策の実施を求める6本の柱から成る提言書を橋本岳厚生労働副大臣に提出した。 橋本岳厚生労働副大臣(中央)に提言書を手渡す達増拓也・岩手県知事(右)と花角英世・新潟県知事 同会は青森、岩手、福島、新潟、長野、静岡の6県知事が発起人となり1月に発足。その後、秋田、山形、茨城、栃木、群馬、宮崎の6県が加わり、7月に「医師不足や地域間偏在の根本的な解消に向けた実効性のある施策の実施を求める提言」をまとめていた(発足の経緯は、『「地域医療を担う医師の確保を目指す知事の会」、岩手、新潟など6県で発足』を参照)。 花角・新潟県知事は橋本厚労副大臣に対し「深刻な問題。我々ももちろん努力はするが、国に協力してほしい」と要望。達増・岩手県知事によると、橋本厚労副大臣は「我々の提言の趣旨を すぐに理解し、好意的な反応だった」という。 提言書は(1)医師をはじめとする医療従事者の養...