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西浦教授、第2波の反省点「Rtが1を超えても、“逆戻り”させなかった」

レポート 2020年8月10日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

京都大学大学院医学研究科教授の西浦博氏は、8月9日都内で開催された第117回日本内科学会講演会の緊急シンポジウム「新型コロナウイルス感染症―疫学・対策から臨床・治療まで(2)―」で、「第1波、第2波の疫学データ分析」をテーマにオンラインで講演。第2波対応の反省点として、実効再生産数(Rt)が1を上回った時点で、「1回逆戻り」をさせる施策を実施してこなかったことを挙げた。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の3月以降の全国および東京都など地域別の実効再生産数の推移を提示し、全国レベルで見ても、5月末頃から実効再生産数が1を超えるようになったと説明。「第2波で反省点があるとすれば、海外ではモニタリングをし、実効再生産数が1を上回った期間が続くと、いろいろな接触、移動、会合するスペースを止めて、1回逆戻りさせる。日本ではそれが行われてこなかった」と指摘した。 ただし、今の東京の実効再生産数は持続的に1を上回っているものの、2を超えた第1波よりは少なくて済んでいるのは、「流行対策がそれぞれの個々の場面で行われており、(PCR検査などの)検査がうまく機能しているのだろう」と分析。 今後...