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日本外科学会「横浜宣言2020」を発表

レポート 2020年8月15日 (土)  小川洋輔(m3.com編集部)

日本外科学会は8月14日、第120回定期学術集会の記念式典で、(1)人材育成、(2)医療安全、(3)地域偏在解消、(4)男女協働、(5)労働環境改善、(6)次世代への継承――の6項目から成る「横浜宣言2020」を発表した。柔軟な働き方の実現や地域偏在の是正などを呼びかける若手外科医のメッセージを受け、森正樹理事長は「外科学の発展を牽引してきた先達の貢献に深甚なる感謝の意を表するとともに、未来の外科医のために以下の活動に取り組む」と述べ、宣言を読み上げた。 横浜宣言を発表する森理事長 横浜宣言2020の6項目は以下の通り 1、若手外科医が夢を実現できる人材育成システム、専門医制度を構築する 2、患者と外科医が安心できる医療安全管理体制・制度作りを推進する 3、施設間連携強化や遠隔医療の推進により、外科医療の地域偏在解消に取り組む 4、男女が協働して生き生きと外科医療・研究の発展に邁進できる環境作りに努める 5、タスクシフトの推進や人工知能、ICTの活用により、外科医の労働環境を改善する 6、命と向き合い外科医として生きることの素晴らしさを次の世代に伝え、心技の継承に注力する 宣言の発表前...