「永寿がつぶれてしまう」OB医師、クラファンで5000万円集め支援‐永寿総合病院を応援する会、阪口真之共同代表らに聞く◆Vol.1
インタビュー
2020年8月22日 (土)
にしみねひろこ(m3.com契約ライター)
大規模な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の院内感染が起きた永寿総合病院(東京都台東区)。外来診療や入院受入の停止、そして風評により経営に多大な影響を受けた。その苦境を知った元勤務医らがクラウドファンディングを行い、1カ月で約5000万円もの寄附を集めた。なぜ、どのような経緯で活動を始めることになったのか、プロジェクトを率いた「永寿総合病院を応援する会」の阪口真之共同代表と、病院を運営する公益財団法人ライフ・エクステンション研究所の財団事務局企画課課長・多田政宏氏に聞いた(2020年8月7日インタビュー。全2回連載。文中、敬称略)。 ――今回のクラウドファンディングの概要と結果について教えてください。 阪口 永寿総合病院(以下、永寿)OBの医師3人が共同代表となって「永寿総合病院を応援する会」という任意団体を立ち上げ、クラウドファンディングサービスのREADYFORで「頑張れ、永寿総合病院:地域医療の砦を守ろう」というプロジェクトを行いました。2020年6月29日から寄附の受付を開始し、第一目標としていた2000万円は7日間で、第二目標の4000万円も11日間で達成でき、最終...
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