1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. AMED新理事長「COVID-19対策が喫緊の課題、政府としっかり協調」

AMED新理事長「COVID-19対策が喫緊の課題、政府としっかり協調」

レポート 2020年8月18日 (火)  小川洋輔(m3.com編集部)

AMED(日本医療研究開発機構)は8月17日、2020年度の理事長交代後初となる内閣府の審議会で、第2期(2020~2024年度)中長期目標に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬・ワクチンの研究開発を盛り込む変更案を示した。2019年度の「新興・再興感染症」事業については、「社会的緊急性に応じたCOVID-19対策に資する機動的な研究開発支援」で顕著な成果を上げたとして、自己評価を最上級のSとした。4月に就任した三島良直理事長は「まずは喫緊の課題として、新型コロナウイルス感染症対策の研究開発等に取り組んでいる」と強調した。一方、審議会では理事長交代や組織運営に関する懸念の声が上がった。 審議会に出席する三島理事長(前列左) 2015~2019年度の第1期は、末松誠氏が理事長を務めていたが、任期満了に伴い、東京工業大学元学長の三島良直氏が理事長に就任した。一方、AMEDを管轄する内閣官房健康・医療戦略室(室長:和泉洋人・首相補佐官)側では、末松氏らから組織の運営姿勢へ批判が浴びせられていた大坪寛子・厚労省大臣官房審議官が次長を退任(『「オートノミーの蹂躙が行き過ぎた時には...