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「学会のモデルを模索」、感染症学会がハイブリッド開催

レポート 2020年8月19日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

第94回日本感染症学会学術講演会が8月19日から、都内でWebとのハイブリッド開催の形で始まった。会長を務める東邦大学微生物・感染症学講座教授の舘田一博氏は、プロローグの会長講演で、「感染症を志すものとして、また感染症専門家集団として、どのように安全にこの学会を行っていくのか、これからの学会の在り方のモデルを模索していきたい。ある意味、挑戦だ」と意気込みを語った。 会長を務める東邦大学微生物・感染症学講座教授の舘田一博氏 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、今春に開催予定だった多くの学会が、夏に延期、かつ完全Web開催を採用するケースが多い中、感染症学会の開催形態が注目されていた。 舘田氏は、「学会の在り方をいろいろ考えされられた」と振り返りつつ、「感染症の専門家集団として、感染リスクに対する適切な配慮のもとに、これからの学会の在り方を考える機会になればと祈念している」と語り、参加者に協力を呼びかけた。 日本感染症学会の学術講演会には、例年3000人以上が参加。8月19日時点では実数は未定だが、ハイブリッド開催の今年は多くがWeb参加だという。会場を訪れたある会員は、...