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5月は前年比で患者2割減、レセプト件数分析

レポート 2020年8月19日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省は8月19日の中医協総会(会長:小塩隆士一橋大学経済研究所教授)に2~5月のレセプトを集計して患者数の動向を分析したデータを報告し、病院と診療所を合わせた医科全体のレセプト件数は前年同月比で2月100.2%、3月89.8%、4月81.0%、5月79.1%と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴う患者数減少が浮き彫りになった。診療所の診療科別では、小児科が5月に53.9%、耳鼻咽喉科が58.3%、眼科が4月に65.7%と大きく減る一方、皮膚科と産婦人科は減少幅が大きかった4月でもそれぞれ89.0%、88.2%で、比較的影響の少ない科もあった(資料は、厚労省のホームページ)。 2020年8月19日中医協総会資料 診療所の各診療科とも2月以降徐々に患者数が減少し、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科は4月が、内科、小児科、外科、耳鼻咽喉科、その他の科は5月がそれぞれ最少。国内で患者数が急増した3月以降で前年割れをしなかったのは皮膚科の3月のみだった。2018年の同月との比較でもほぼ同様の傾向だった。 2020年8月19日中医協総会資料 医科、歯科、調剤のいずれも4月...