横倉氏が日医名誉会長に、終身称号

日本医師会会長の中川俊男氏は、8月19日の定例記者会見で、前会長の横倉義武氏に日本医師会名誉会長の称号を授与したと発表した。8月18日の理事会で機関決定、同日に横倉氏に伝えたところ「快くお受けいただいた」という。 定例会見で話す日本医師会会長の中川俊男氏 名誉会長という称号は定款に定めがないものの、6月27日の定例代議員会で横倉氏を名誉会長にすることを諮り、代議員の拍手をもって了承を得ていた（『中川日医会長、抱負語る「圧力に負けない、堂々と物を言う日医に」』を参照）。名誉会長は終身の称号となる。中川氏は「折に触れて相談し、経験者のご指導をいただきたい」と名誉会長の意義を述べた。 PCR等検査拡充で協議開始 また、中川氏は日医が8月5日の記者会見で発表した「新型コロナウイルス感染症の今後の感染拡大を見据えたPCR等検査体制の更なる拡大・充実のための緊急提言」の進捗状況を説明。医師国会議員を訪問し説明を行ったほか、8月7日には加藤勝信厚労相と面会し、「PCR等検査を幅広く実施できる体制を構築したいという思いは同じ」との考えを共有、その後、担当部局と協議を始めたという（『日医が緊急提言、「行...