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医師会病院の6月算定回数、5月より回復も3月並み

レポート 2020年8月20日 (木)  岩崎雅子(m3.com編集部)

日本医師会常任理事の松本吉郎氏は8月20日の定例記者会見で、医師会病院における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応下での病院経営への影響調査の結果を公表した。6月の診療報酬の算定回数は5月より回復を見せたが、総数で前年同月比24.7%減(初診料)、同15.0%減(再診料または外来診療)と3月時点と同水準となり、松本氏は「受診控えの回復の兆しが見えているとは言い難い」と強調した(資料は、日医ホームページ)。 調査は日医が7月10日から8月14日にかけて、4月から6月までの状況について実施。72病院中56病院が回答した(3月から5月にかけての調査結果は『「かかりつけ医に行こうGo To キャンペーン」日医』を参照)。 6月の医業収入は前年同月比6.5%減で、5月の同14.7%減から回復した。一方で医業利益率は、6月は賞与月であることなどからマイナス28.5%となり、5月のマイナス7.7%、前年同月のマイナス18.4%から大幅に悪化した。特に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院患者ありの病院の医業利益率の悪化幅は大きく、6月はマイナス33.9%、3月から6月までの平均...